2026-01-01から1年間の記事一覧

Go本格採用から1年──CADDi Control Planeの技術選定と振り返り

プログラミング言語を選ぶとき、開発効率や学習コスト、エコシステムの充実度など、考慮すべき要素は多岐にわたります。OSS パッケージを標的にしたサプライチェーン攻撃の増加や脆弱性に対するゼロデイ攻撃の発生といった状況を踏まえると、「アプリケーシ…

使われないユビキタス言語はなぜ生まれるのか ── 実践から学んだ7つのアンチパターン

はじめに こんにちは。キャディ株式会社でソフトウェアエンジニアとして製造業AI見積クラウドCADDi Quoteの開発を担当している松田です。 私たちのチームでは、新機能の開発時など、プロダクトに新しい概念を導入する際には、開発者のみならずPdMやQAといっ…

Datadog MonitorをOwnership単位で再設計する

製造業データ活用クラウド CADDi Drawerで SREを担当している佐藤です。 組織編成でCADDi Drawer専任のSREになったことを機に、長らく後回しにしていたDatadog MonitorのTerraform構成の再設計に取り組みました。複数チームの監視設定が単一リソースに混在し…

RAGの評価データセットをユーザーと一緒に作って、思った以上に良かった

機械学習エンジニアの竹本です。普段は、製造業の膨大なドキュメントを対象にしたRetrieval-Augmented Generation(RAG)の検証に取り組んでおり、その一環として社内検証向けのベンチマークデータセットを作成しました。同じ課題を抱えるエンジニアの方の参…

100件超のテストケースが必要と分かってしまったときに考えたAI時代の効率化

最近はデータ基盤をこねこねしているData Fabric部の 伊藤 (@amaya382) です。今回はテストケースをAIに量産させた話を題材に、AI時代の効率化で考えていたことをお届けします。 参画していたプロジェクトが順調に進み、いよいよ大詰めが見えた辺りで2人でシ…

Cloud Run の OOM を Continuous Profiler で追う: ボトルネック特定から改善提案まで

こんにちは、SRE Team の大野です。製造業データ活用クラウド CADDi Drawer の Product SRE として、サービスの信頼性の向上や、効率的な運用を目指す取り組みを行っています。 今回は Cloud Run ワークロードの OOM 対応に Datadog Continuous Profiler を…

「クラウドネイティブ会議」に協賛・登壇します

こんにちは!CADDi Drawer SREの松嶋です。 キャディは、5月14日(木)から5月15日(金)の2日間、名古屋で開催されるクラウドネイティブ会議にブーススポンサーとして協賛します! 当日は弊社のSREやPlatform Engineeringに関わるメンバーを中心に7名が現地…

YAML×AIで脱Excel地獄!テストの本質に思考を集中させよう

Control Plane部の小森 (@littleforest12)です。 みなさん、システムテストのシナリオやテストケース、どのように作成していますか? ここ数ヶ月の間、筆者がアーキテクトとして参画したプロジェクト*1では、中盤以降にシステムテストの準備も主導しました。…

Storybookでデザイナーが仕様を書く——エンジニアがやったこと・やらなかったこと

こんにちは。CADDi QuoteのQAエンジニアのosappyです。 「yamazakiでは埒が明かないため、技術選定についてエンジニアの方のご判断をお願いいたします」 Claude Code said... これはデザイナーの山崎さんがClaude Codeに言われた言葉です。AIを使えばデザイ…

Figmaを使わずStorybookでデザイン描いたら検討漏れが131件見つかった

コードが書けないデザイナーがClaude CodeでStorybookを書き、PdMとの操作検証で131件の仕様課題を実装前に発見・解決。Figmaでは見えない「仕様の検討漏れ」をコードで炙り出し、手戻りを前工程で潰した実践録

データベースの権限管理をTerraformで宣言的に管理する

こんにちは、Infrastructureチームの前多(@kencharos) です。AIの進化におびえながら、電気の資格の勉強でもしようかと考えている日々です。物理はいいですね。 さて、CloudSQLやAlloyDBで初回構築時に設定されるデフォルトユーザーをそのまま使っている方は…

Gemini Canvasで作るテストデータ生成ツール

QA

こんにちは、製造業データ活用クラウド CADDi Drawer でQAを担当しているOshiroです。 業務としては、開発チームと並走し品質保証に関する活動をしています。コードを書くことはほぼ無く、主にテスト設計のドキュメント作成やテスト実施、リリースにおける運…

SREがどうして機械学習システムの運用に貢献できるのか

こんにちは、昨年キャディ株式会社に入社した佐野です。入社して初めての技術記事になります。 この記事では、これまでの開発経験を振り返りながら、それが推論システムの運用にどう活きたのかを整理してみようと思います。 対象読者 機械学習システムを運用…

Shadow DeployによるMLシステムの安定マイグレーション

こんにちは。キャディ株式会社の Analysis Platform Group で MLOpsエンジニアを務めているAmaniです。 普段はキャディの各サービスの裏側で稼働する機械学習基盤やバックエンドの開発、およびアプリケーションとの連携部分を担当しています。 前半期は、社…

After abundance(和訳)

※本記事は、こちらの記事を和訳したものです stratomere.com 序章 航空機が音速を超えると、衝撃波が発生する。衝撃波は周囲の空気が伝わる速度よりも速く移動するため、周囲の空気がその擾乱を吸収しきれず、不連続性が生じる。これがソニックブームである。…

B2Bプロダクト、顧客のインサイトを得る難しさと面白さ

皆さんこんにちは、Product Designerの保川です。春らしい季節になってきましたね。 今日はプロダクト開発を進めるにあたり、私たちが顧客をどのように捉え、インサイトを得ているのかお話ししたいと思います。 B2Bの顧客理解はなぜ難しいのか? 決める上司…

Stop Writing Release Notes: Automate with Git & AI

Release notes used to be one of those tasks everyone agreed was important, but nobody really owned. We’d ship a release, someone would scramble to collect changes from developers, and eventually a Markdown file or sometimes an Excel sheet …

不等式は「適応的精度」で必要なときだけ厳密・爆速に

市役所からのお知らせです。 _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ > この記事では IEEE754 偶数丸めを仮定しています! <  ̄YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY ̄ 述語によっては丸め方向が大事なものがあるので…

キャディでの Google Cloud PAM 導入および運用の工夫

こんにちは、Infrastructure Teamの宮本(@m1yam0t0)と申します。 本記事では、キャディの権限昇格システムの取り組みを紹介します。 目次 目次 はじめに 内製システムから Google Cloud PAM への移行 PAM の利用資格の設定 PAM の運用で工夫していること Sla…

ハーネスエンジニアリングは枠組みから始めよう

こんにちは、キャディで Quote というアプリケーションを開発している plant こと石田 (@plant_ja) です。 ハーネスエンジニアリングという言葉を目にする機会が増えてきましたね。「何をやるべきか」については OpenAI の Harness engineering: leveraging …

AIのお世話が辛いのでUsecase Design Docを書く

私たちのチームでは全員がAIエージェントを活用して実装しPR作成まで行なっています。 私自身を含め、全く自分でコードを書かなくなったメンバーもいます。AIエージェントを使ってから個人のアウトプットは大きく増えましたが、その分**AIのマネジメント(お…

QAエンジニア的Claude Code活用事例:MAGIシステム型スリーアミーゴスの構築

こんにちは、ReliabilityグループでQAエンジニアをやっているyokota(@katawara)です。昨年の10月に入社しました。 入社直後のバタバタも落ち着いてきて、ようやく本格的にClaude Codeを使い始めたのですが、いろいろと試行錯誤を重ねてみているので、その中…

ML システム開発を支える Claude Skills

こんにちは。キャディ株式会社の Analysis Platform Group でソフトウェアエンジニアを務めている廣岡です。 業務としては、キャディの様々なサービスの裏側で稼働する機械学習解析のインフラやバックエンドの開発、アプリケーションとの橋渡しなどに取り組…

PdM×エンジニアのAIネイティブ開発 ── 高速Hi-Fiプロトタイプがもたらす価値

背景 こんにちは、キャディ株式会社D&A部の山﨑広之と申します。 現在、筆者らのチームでは、キャディのミッションである「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」ための新しいアプローチに取り組んでいます。具体的には、調達領域の課題解決に向けた仮説…

「気合と根性」のプロジェクトマネジメントを手放す。入社間もないエンジニアリングマネージャーが「構造による自律」を実現した舞台裏

はじめに はじめまして。2025年10月にキャディ株式会社へ入社した、エンジニアリングマネージャー(EM)の蟹澤です。 先日、リードアーキテクトの小森(@littleforest12)が、設計フェーズにおける不確実性への向き合い方を綴った記事(https://caddi.tech/2…

【書評】解読データアーキテクチャ

Data Platform 部の森岡です。要らなくなったものをすぐに捨てられるデータ基盤を意識して日々開発しています。 この記事は「解読データアーキテクチャ」(原題: Deciphering Data Architectures)についての書評となります。 1. なぜ今この本なのか (本文よ…

製造業×AIの最前線:キャディが挑む研究課題と、CV・AIの「いま」が交わる場所

はじめに こんにちは、2月にSenior Research Engineerとしてキャディに入社した福原です。現在、キャディでリサーチ組織を本格的に立ち上げています。 「リサーチ組織」と言っても、単に研究を行なって論文を書くことだけが我々の目的ではありません。キャデ…

警察ではなく「ギルドマスター」へ。高い品質意識が招く「属人化の罠」を“仕組み”で超えるQAアーキテクチャ

QA

こんにちは。Data Platform部に専任QAとしてジョインし、現在QAチームの立ち上げに奮闘しているokanです。 皆さんはQAチームの立ち上げと聞いて、どのような状況を想像しますか? 「テストが全くない無法地帯に秩序をもたらす」「バグだらけのプロダクトを立…

モデルの性能を引き出すための Claude Code コンテキストマネジメント入門 (2026/03)

こんにちは、キャディで Quote というアプリケーションを開発している plant こと石田 (@plant_ja) です。 Claude Code はあくまでツールであって、使い方によって大きくパフォーマンスが左右されるように感じています。 今回はコンテキストという観点から C…

開発スピードが上がっても、リリースは速くならない!?受け入れ基準のレビューが追いつかない!QAがGeminiで分身!受け入れ基準レビューを自動化して開発スピードに追いつくぞ!

こんにちは! キャディ株式会社のCADDi Quote開発チームでQAエンジニアをしているnacoです✌️ 2026年1月15日にオンラインイベント「【AI時代の開発戦略】開発スピードと品質の両立に向けて ー 3社エンジニアの事例から学ぶ」が開催されました。 そこで登壇の…