2025-01-01から1年間の記事一覧

Kestra とうまく付き合っていくための戦略

Analysis Platform 部の松﨑です。 これはキャディ株式会社のアドベントカレンダー 25 日目の記事です。 CADDi では、機械学習ワークロードにおける複雑な後処理(Pythonスクリプト等)の実行基盤として、ワークフローエンジンの Kestra を採用しました。 様…

ML推論結果の後処理基盤を開発している話

こんにちは、Analysis Platformチームの上野です。キャディ株式会社のアドベントカレンダー24日目の記事です。 この記事ではAnalysis Platformチームで実施した、機械学習モデルの複雑な後処理の実行基盤の技術選定について説明します。同様の技術選定をする…

15,000カラムの機密性を守る - CTOと実践したデータガバナンスの実現

この記事は、 CADDi Tech/Product Advent Calendar 2025 の23日目の記事です。 DataManagementチームの福田です。弊社ではCTOと共に機密データの取り扱いを決定し、その方針をBigQuery Policy TagsとDataContractで自動的に反映する体制を構築しています。今…

製造業特化LLMを開発するための評価ベンチマーク

本記事は CADDi Tech/Product Advent Calendar 2025 22日目の記事です。 こんにちは、Data & Analysis部で機械学習エンジニアをしている由川です。 私は、製造業特化LLMを開発するための評価ベンチマークづくりに取り組んでいます。本記事では、この取り組み…

Data & Analysis部 2026年度合宿レポート

こんにちは、キャディのData & Analysis部の今野です。この記事はCADDi Tech/Product Advent Calendar 2025 21日目の記事です。今回は先日開催した当部の合宿についてご紹介します。 はじめに 自己紹介&チーミング 戦略説明 ハッカソン 最後に はじめに キャ…

図で考える AI コーディングの最適化

こんにちは、キャディで Quote というアプリケーションを開発している plant こと石田 (@plant_ja) です。 この記事は キャディ株式会社のアドベントカレンダーの20日目の記事です。 adventar.org 今回は AI コーディングを図で表現しつつ、我々が期待する成…

人間がAIに教わる難しさは、AIが図面を読む難しさと同じだった話

LLM

こんにちは、D&A部の安本です。 この記事では私が日々AIと格闘する中で得たTIPSを紹介します。 なお、この記事はCADDi Tech/Product Advent Calendar 2025 19日目の記事です。他の記事についてもぜひご覧いただけると嬉しいです。 はじめに 課題 1.正解が定…

SQL レビューを効率化する CI。CADDiにおける実践知

この記事は dbt Advent Calendar 2025 の16日目の記事です。 Data Management チームの森岡です。要らなくなったものをすぐに捨てられるデータ基盤を意識して日々開発しています。 この記事では、CADDi における SQL レビューを効率化するための CI の実践知…

腹をくくり、最後まで伴走しきってこそアーキテクト。不確実性を乗り越える「共創」のアプローチ

Control Plane部の小森 (@littleforest12)です。 こちらはキャディ株式会社のアドベントカレンダーの16日目の記事です。 最近、社内でこれまでの中では比較的大規模な開発プロジェクトのリードアーキテクトを拝命しまして、奔走しています。 プロジェクトは…

AIで人事評価を「めんどくさい」から「ポジティブな成長機会」へ!キャディのエンジニアが挑んだPoC

この記事は CADDi Tech/Product Advent Calendar 2025 14日目の記事です。 Executive Summary 生成 AI アプリで評価プロセス改善 PoC をした 評価制度をアセット化し、生成 AI ツールを組み合わせることによって、評価プロセスを支援した 「メンバーの思考の…

ベトナムの開発チームとAIモデル開発をした話

とうとう、秋の花粉症も発症してしまい、目のムズムズと格闘している藤田です。 Data & Analysis部で、CADDi Drawer等のプロダクトに提供するAIモデルを開発しています。 さて今回は、私がベトナムの開発メンバーとAIモデル開発をした話を紹介しようと思いま…

tsyringe で迷わない:Clean Architecture の DI 実装

はじめに CADDi Tech/Product Advent Calendar 2025 12日目の記事です。 こんにちは、DataFabric部の松本です。 私たちのチームでは、Clean Architectureを採用したTypeScriptプロジェクトで開発を進めています。 取り組んでいるプロジェクトでは、依存関係…

RAGにおける曖昧なクエリへの対応

CADDi Tech/Product Advent Calendar 2025 10日目の記事です。 こんにちは、Data&Analysis部の竹本です。 本記事ではRAGシステムを構築する上で、ユーザー意図の把握が難しい曖昧なクエリにどのように対応すべきかという課題に着目し、関連する論文や技術記…

TerraformのState肥大化を解消!Terramate で実現する マルチテナント SaaS のデータ基盤

この記事は CADDi Tech/Product Advent Calendar 2025 の9日目の記事です。 Data Management チームの森岡です。要らなくなったものをすぐに捨てられるデータ基盤を意識して日々開発しています。 この記事では、プロダクトの成長に伴って直面した Terraform …

Web Crypto API と @noble/curves でデジタル署名を検証する

この記事は CADDi Tech/Product Advent Calendar 2025 の8日目の記事です。 こんにちは。Control Plane部で認証周りの開発をしている宇都宮と申します。 キャディでは、メール送信基盤として SendGrid を利用しています。少し前に、SendGrid の生成するイベ…

AIワークフローに必要なのは「丁稚奉公」だった

キャディでAIエバンジェリストとしてBizdevをしている川村です! さて、「AIで業務改善しなきゃ!」という機運で、世界はあふれています。 壁打ちや議事録作成などは恐ろしいほど自由自在で、自分でやるよりよっぽどきれいなスライド資料まで作ってくれる時…

アーキテクチャカンファレンス 2025 のキーノートで目から鱗が落ちた話

## TL;DR アーキテクチャカンファレンス 2025 に参加して、このイベントのキーノートを聞いて自分の考え方が大きく変わりました。 今回の気づきを一言で表すと、以下の通りです。 - **技術的な意思決定において、関係者全員がトレードオフを理解した上で意思…

キャディでのRAG技術の選定と開発プロセスの歴史

はじめに これはCADDi Tech/Product Advent Calendar 2025 5日目の記事です。 こんにちは、Data&Analysis部の宇佐見です。最近30%キーボードを買って新体験のタイピングを楽しんでいます。 さて、今回はキャディにおけるRAGを利用したプロダクト開発の技術選…

突撃! 我が家のTerraform

こんにちわ、Core Infrastructure チームの前多です。膝が痛い。 こちらはキャディ株式会社のアドベントカレンダーの3日目の記事です。 先日、弊社の同僚からCADDiのアーキテクチャと開発組織に変遷に関する発表が行われました。 14:55〜E会場 キャディ株式…

アーキテクチャカンファレンス 2025にゴールドスポンサーとして協賛しました

キャディTechチームは、先日開催された「アーキテクチャカンファレンス 2025」にGoldスポンサーとして協賛し、ブース出展・セッションへの登壇の両方で参加させていただきました。 この記事では当日のブースの様子と、登壇したキャディCTO室長山田の資料をお…

キャディ機械学習勉強会:Docling

こんにちは、Data&Analysis部(D&A)です。 D&Aでは週1回、機械学習の勉強会を開催しており、本記事は、勉強会の内容を生成AIを活用して記事にまとめたものです。 ※勉強会内容公開の経緯はこちら ※過去の勉強会は「社内勉強会」タグからもご覧いただけます。 …

The pursuit of excellence(和訳)

はじめに 「Excellence」とは、スキルではありません。 それは「明日を今日よりも良いものにできる」という信念の表れであり、自らの選択です。 こういった考えは、一見楽観主義のようにも映ってしまいますが、そのような受け身なものではありません。そこに…

The pursuit of excellence

Excellence is not a skill. It is a choice, and an expression of belief that tomorrow can be better than today. This kind of optimism is not passive – it requires deliberate decisions, because it often goes against our natural inclination t…

キャディ機械学習勉強会:12-Factor Agents

こんにちは、Data&Analysis部(D&A)です。 D&Aでは週1回、機械学習の勉強会を開催しており、本記事は、勉強会の内容を生成AIを活用して記事にまとめたものです。 ※勉強会内容公開の経緯はこちら ※過去の勉強会は「社内勉強会」タグからもご覧いただけます。 …

社内でVibe Coding Hackathonを開催してみた

こんにちは、 Drawer Growth グループの大木です。 最近(というかずっと)AIが熱いですね、エージェントモデルが出てきてコーディングの常識がまた一つ変わろうとしているように感じます もちろんキャディでもAIツールは多数導入しており、この変化に追従す…

🚀 開発ワークフローをブースト!Devin活用事例共有Lightning Talk開催レポート🤖

AI × ソフトウェア開発の最前線——キャディ における Devin 活用のリアル AIがソフトウェア開発の在り方を大きく変えつつある今、キャディではその変化をチャンスと捉え、エンジニアの生産性と創造性を引き出す取り組みを進めています。中でも注目しているの…

PdM・デザイナー・エンジニアでコラボレーション型Discoveryを試してみた

こんにちは。キャディでプロダクトマネージャー(以下PdM)をしている北林です。昨年の6月にキャディに入社し、現在はリリース前の新機能のPdMをしています。 今日はこの新機能のDiscovery*1での、デザイナーやエンジニアとのコラボレーション事例について共…

キャディ機械学習勉強会:Multilevel Anomaly Detection

こんにちは、Data&Analysis部(D&A)です。 D&Aでは週1回、機械学習の勉強会を開催しており、本記事は、勉強会の内容を生成AIを活用して記事にまとめたものです。 ※勉強会内容公開の経緯はこちら ※過去の勉強会は「社内勉強会」タグからもご覧いただけます。 …

キャディ機械学習勉強会: マルチテナントSaaSにおけるLLMシステムアーキテクチャについて

こんにちは、Data&Analysis部(D&A)です。 D&Aでは週1回、機械学習の勉強会を開催しており、本記事は、勉強会の内容を生成AIを活用して記事にまとめたものです。 ※勉強会内容公開の経緯はこちら ※過去の勉強会は「社内勉強会」タグからもご覧いただけます。 …

アプリケーションアーキテクチャをいい感じに検証し続けたい話

こんにちは、Drawer Growthグループ ソフトウェアエンジニアの内田(id:usadamasa, @usadamasa)です。弊社ではApache Icebergの活用*1とともに、一部のアプリケーションにJavaを導入しています。今回は、システムアーキテクチャから一段レイヤを下げてアプリ…